ファンク・ポエットとでもいえそうなタイトル曲から始まるこの作品は前作から随分とバンドにまとまりが出てきている。ベースがもたらなくかなりバンドの音が引き締まっている。まだまだファンクとは音のごった煮かという状況は変わらないし、決定的な曲というものもここにはない。しかし、明らかにパワーアップしたそのサウンドは力強さに溢れ、この後の大ブレイクを予感させるものとなっている。　ここでもやはりエディ・ヘイゼルのギターが全体を引っ張る、というよりもしエディがいなければバンドの推進力に欠けこれほどのパワーが出たかどうかはあやしい感じがする。　とにかくただし全体の重心の低さと黒さ加減はこの後も続き、本物の凄さというような物をあいかわらず感じさせる。　ただしブーティ・コリンズはまだいない。